[PSO2] とある女子高生のとりとめない話 その42

「ねえ、コオリ? コオリって。。。料理どれくらい出来る?」

どれくらいって。。ヒツギちゃんよりは作れるレパートリー弱いと思うよ。

「天ぷらって作れる?」

。。私達の年齢で天ぷら作れるって答える人ってどれくらいいるんだろうね、きっと食堂の子で、小さな頃から親のお手伝いしてるとか、家庭の事情があるよね。

「だよねー。。エコさんから、天ぷら教えて下さいってメールきてるんだけど。。天ぷらはなぁ。。家庭科でも作ったことないし」

エコさんって。。誰だっけ。

「めぐさんの先輩だよ」

めぐさんの先輩か、なんでヒツギちゃんにそんなメール入れてきたのかと思ったけど、めぐさんつながりってことは、きっと当てずっぽうだろうね。唐揚げじゃ駄目なの? それかポテトフライとか。この前お弁当にいれてきた唐揚げとかポテト、美味しかったよ。あれ、手作りって言ったじゃない。

「コオリに当てずっぽうって言われるエコさんって一体。。油使えば何でもOKってことはないでしょ、料理なめるな、って料理の達人から怒られちゃうよ」

やっぱり出来ないって答えるのがいいんじゃない?

「ん、だよね。。そうする。。」

あ、そうだ、思い出した。関係ないけど、ハギトさんが天ぷら作れるって言ってた。

「・・・・ハギトって・・あ、YMTコーポレーションの社長か」

うん。通信アプリを仕事で作って、料理は趣味だけど、フランス、イタリア、和なら煮物、お寿司、天ぷら、大体何でも作れるってラジオでやってた。

「へぇ? デジタルも出来るし、料理も出来る、そして若社長なんて、無敵だね。。」

力でヒツギちゃんに負けたけどね。無敵な若社長を倒すヒツギちゃん、すごいっ。

「あの人も道間違えなければよかったのにね。。」

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あ、道間違わないようにナビアプリ作れってファンメール入れておこうか、ヒツギちゃんの名前で。

「なんで私の名前で出すのよ、やるならコオリの名前で出しなさいよ」

私の名前じゃわかってもらえないだろうし。