「おい、めぐ。時間あるか？」
オーザさん、なんざんしょ。
「ゼノさんから聞いたのだが、パーティメーカーの設置方法を調べているようだな」
調べてましたがわかりましたよ。
「む、そうか。それは何よりだ。実は俺もパーティメーカーの設置方法を知らなくてな、知り合いのフォースに尋ねたのだが」
迷惑かけちゃったかもしれませんね、すいませんです。
「いや構わん。でだ。解決したなら俺からも１つ教えてほしいのだが」
なんですか？
「その知り合いのフォースに尋ねた際にな、ひょっとして私と違う人とパーティプレイをしたいってことですか、フォースの私と一緒じゃやっぱり駄目なんですか、とそれはもう真っ青な顔をしてショックを受けてしまってな」
は？
「こんな些細な事でそのフォースとの関係を壊したくはない。どうすればいいだろうか」
あー。もう、あんたらは他の人間とパーティ組まずに、二人っきりで冒険してればいいですよ。
「それはそれで悪い手ではないかもしれんが、俺の言葉を聞いてくれるかどうか。。」
面倒なので私が説明しときますよ。知り合いのフォースさんって、毎度の、すぐそこにいるフォースさんですよね？
「ちなみに、相談事をめぐにすると厄介な事になると聞くことがあるんだが。。大丈夫だろうか？」
じゃ自分で解決しますか？ 今気が付きましたがその知り合いのフォースさん、今、私達の会話に聞き耳たててますよ。この会話長引かせると私達の関係疑われて、オーザさん、更に悩むことになりそうですよ。
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で、マールーさん？ なんか話聞く気なさそうですが、今聞き耳たててたんですから、説明聞きますよね？
「・・・・」
面倒くさいですね、勝手に説明していきますよ。事の発端は私がパーティメーカーの設置方法をイオさんに尋ねられた事。私も知らなかったのでゼノさんに尋ねたところ、ゼノさんも知らず、その際に私の知らない所でゼノさんがオーザさんにパーティメーカーの設置方法を尋ねた事。そしてオーザさんも知らなかったのであなたに聞いたという事なんですよ。
「・・イオさんからあなたへの質問だったと。。？ そ、それじゃ。。ハンターがフォース以外の人とパーティを組みたいって意味じゃ・・・」
そんなのただの早とちりですな。むしろ、オーザさんがあなたに尋ねたのはフォースとしての知識、いえ、きっとオーザさんは自分からは言わないでしょうけど、あなたの知識を求めたんじゃないでしょうかね。
「・・フォースの知識じゃなくて、私の・・？」
きっと、そうですよ。あんたら面倒くさいんで、ここらへんで納得して、あとは二人でいちゃつくなりして下さい。
「ちょっと待って？ フォースじゃない私の知識って。。どういうことですか！？」
ほんと、面倒くさいですね、そのままですよ。あなたが別の職業、例えばレンタヒーローだったとしても、オーザさんはあなたに相談していただろう、って言ってるんです。
「え。。私、レンタヒーローなんて嫌かも。。」
そんなん知らんがな。
