む!? 見たか、ストラトス!
「何、キョウくん」
今、あの掃除バカが通り過ぎていっただろう!?
「うん、何かあったの?」
あいつ、ファントムを95レベルまであげてたぞ!
「わ、キョウくん、おめでとう」
めでたいことなどあるか!
「キョウくん、そんな事言わなくていいのに。それってツンデレなの?」
おい、ストラトス、俺のことをツンデレなんて言うヤツ、今までいなかったぞ!?
「ぷぷぷ、キョウくんてれてるー。そっかぁ。めぐさん、エトワールとファントムで95達成か。つぎはヒーローかな? キョウくん、どう思う?」
む。。どうだろうな。。いや今言ったのは他の職業を勧めるという意味ではない。今通り過ぎていった時、あの掃除バカ、エトワールだったぞ?
「え? エトワール? 見間違いじゃなくて?」
俺の闇の目をなめるな。何か目的があってエトワールにしていたのか、あるいは。。
掃除バカはエトワールは勿論、ファントムについてもなかなか良い評価ではあった。しかしヒーローに関しては俺はヤツから褒め言葉を聞いたことがない。勿論偶然というか機会がなかっただけかもしれん。しかし、ひょっとしたらストラトス、お前、あの掃除バカの頭の中で、仲間はずれかもな?
「キョウくん、いじわる言わないで、3人の中で、ヒーローだけレベルあげされないなんて事あったら本当にショックなのに。。」