[PSO2] レンタヒーロー志願の女性のとある一日その303

「おい、貴様。可愛い女の子ってどうやればなれるんだ!? この前、お前がやった奇妙なことをすれば本当に可愛い女の子になれるのか!?」

クライスさん、私の全力を奇妙だなんて失礼な。というか、しょんぼりですよ。

「あれはお前の全力だったのか!? きゃぴっ。こんなんだったな!?」

いえ、本気じゃないですけど。ええ。

「どっちなんだ!?」

私にからかわれてるんでしょう。

「ひどい言い分だな!?」

可愛くなりたいなら、まずは口調から改めましょう。

「・・・私の口調、問題あるのか?」

無いと思ってたんですか。もてる子の口調を真似してみましょう。

「もてる子って具体的に誰だ?」

。。。あれ。。私のまわりに可愛い子っていないような気がする。

「いないのか!? お前も駄目じゃないか!?」

駄目ですよ、類は友を呼んじゃうんですよ。えっとちょっとまって下さい、思い出しますので。えーと。。あれ、私の知り合い、外見は可愛いんですけど性格が皆おかしいかもしれません。

「なんだそれ!?」

いやよく知らない人も沢山いるんですけどね、よく知ってる人は皆どこかおかしいというか。

「クーナとかはどうだ? あいつ、アイドルなんだろう?」

クーナさん、2重人格じゃないとは思いますけど、猫かぶりっぽいですよ。

「うぬぬ。。。エコはどうだ。あいつ、ゼノの彼女で、お前の先輩なんだろう!?」

ゼノさんに片思いしている奇妙な子、ですね。あの人が可愛いというなら、私も可愛くなっちゃいますよ。

「それじゃ駄目だな!? どうすればいいのだ!?」

諦めるのはいかがでしょう?

「諦めちゃ駄目じゃないか!? とにかく! 貴様、責任をもって可愛い子を紹介しろ!」

ええー。そう言われても、ほんと私のまわりには性格的に変な子ばかりなので。。

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それにしても、可愛い女の子を紹介しろなんて、奇妙な言い方ですな。百合ですか。

「百合って何だ?」