[PSO2] レンタヒーロー志願の女性のとある一日その256

「こんにちは、めぐさん、ゲッテム様の救助依頼、進展ありますか?」

難しいですねぇ。今はゲッテムの出番がなくて、他のダークファルスが暴れてるので。

「ゲッテム様の出番がないというのはどういうことかよくわかりませんが、他のダークファルスに邪魔されているということでしょうか」

そう考えていいですよ、彼らも邪魔者です。

「ふむ。。。めぐさん、前々から考えていた事があるのです」

なんでしょう。

「めぐさん、私のパートナーになってくれませんか?」

えーと。。私ですか?それは何故?

「前々から考えていたのですが、私はこんな所でうだうだしているべきではないと思うのです。私も戦いに赴くべきだと。ゲッテム様を助けるのは私だと!」

まあ、悪くはないでしょうね。

「しかし私はテクターです。単独でダークファルスを相手に戦う事なんか出来ません。職業を変えるにしても、テクターの戦い方が身についていて今変えても、まともな事にはならないでしょう」

そうですね、そこに気がつくだけマシですよ、エコさんなんか転職しちゃいましたけど。

「じゃ私に出来るのは何でしょう。テクターとして他の仲間の背中を守ることだと思うのです。ゲッテム様と一緒に行動していた時の、ゲッテム様が私にも暴れていいと言ってくれた時の戦い方です」

ふむ。。それで私とパートナーを組んで、戦いに行くと。。わかりましたが、問題点が1つありますよ。

「なんでしょう」

忘れてると思うのですが、私もテクターですよ。副職にバウンサーをつけてはいますが、私の戦闘能力は他の前衛戦士に比べればへっぽこですよ?。テクター2人のパーティって、テクター二人分の力を発揮出来ないということないですか?回復手が二人って効率悪いでしょう。

「え。。本当にテクターでしたっけ? 魔装脚いつもかついでるんじゃないですか」

ステータス見て下さいよ、ほら主職テクター。副職バウンサーですが、メインウェポンは魔装脚なんです。昔は普通のテクターでウォンドも使ってましたが、今ではウォンドはほとんど使っていません。

「そんな。。。でも他の人に頼むにしても。。あ、ゼノさんに頼んでみましょうか」

良いんじゃないですか? テクターの力を発揮出来るのは、前衛戦士をパートナーにした時ですし、ゼノさんならシーナさんが戦う理由に理解を示してくれるでしょう。

「そうですね。。なんかめぐさんには変な話をもちかけただけになりそうですが、ゼノさんにお願いしてみます。ありがとうございました」

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『ねぇ、お姉ちゃん、僕たちも邪魔者なの?』

『ねえ、お姉さん、私達も邪魔者なの?』

今、大人の話してるから、あんたらは車に乗って遊んでなさい。