「はい、リトルメデューナ、確かにいただきました」
ちなみにファイナさん、リトルメデューナも食べるんですか?
「いえ、観賞用にしようかなと思っています。なんかキレイでかわいいですし、ふわふわしてるので」
観賞用ですか?。そいつビオル・メデューナの幼体らしいですよ? 誰が育てたのか知りませんが、育ったら大きくなりませんか?
「やっぱり大きくなっちゃいますかね。金魚みたいに大きくなる前に死んじゃうかなって思ってるんですが」
金魚もうまく育てればでっかくなるようですよ、知り合いが飼い始め数センチだった金切魚が今30センチくらいまで大きくなってるようです。
「10倍ってところですか。。こいつはもっと大きくなっちゃいますかね?」
大丈夫じゃないですかね、なんとなく死にそうな気がします。
「そう思うと少し可愛そうな気もしますね。頑張って優しく育てたいと思います」
可哀想っていうのは、同じように釣られて、でも食べられちゃうプチロドスですよ。リトルメデューナは優しく育てられる、自分は食われる、恨み倍増ですな。
「やーめーてー」
「ちなみに、こいつの育成って、亀みたいに水と土壌と空気があればいいんですかね? 餌は。。やっぱり肉食ですかねぇ。。」
さあ。。あ、ルーサーの研究所にそういう資料残ってるんじゃないですかね?。ルーサー、細かそうなので、きちんと育成記録残していそうです。
「ルーサーの研究所か。。私でも調べられるかな」
あ、調べるのはどうぞご自由に、でも調べるのに私の名前は出さないで下さい、また私が何かバカな事やってると勘ぐられそうなので。