『おーい、誰かいるかー。毎度のごとくやられちゃったぜー、防衛頼むぜー』
ディナルさんですか。墜落王という称号もってるそうですね。一度聞きたい事あったんですよ。
『お、誰だー。俺に答えられることかー?』
あなた、わざとやられてますよね?。
『誰だか知らねーが何を言うんだか。こちとら援助計画に基づいて援助してるぞ?あくまで敵の攻撃をくらった負傷だ』
その援助計画、自らを餌にして、敵を大量に集めるごきぶりほいほい計画とかありますよね?
『ごきぶりほいほいとは言いえて妙だな、だがわざとやられてるってのは心外だ』
前、不自然な不時着があったんですよ。こんなの。
2017年1月21日 『遺跡侵食度調査』 戦闘記録
戦闘機パイロット・リア『ふ、不時着します!』
『戦闘機防衛』発生。
リア『・・・レーダーには全方位の敵性反応が・・・』
・・・レーダーも壊れてるんじゃないかな・・・
・・・というかよく水面に落ちなかったよね・・・
回想おわり。不時着でそんな器用な所に落ちれるもんなんですか。普通に着陸するのも難しそうですよ。
『回想って何だ。俺たちパイロットは戦闘機を手足のように扱うよう努力してるけどな、でもそれは俺の仕事じゃねーからわからねーな』
ふーん? ま、敵の攻撃でも何でもいいですけどね、こっちはこっちで敵集めてくれるので楽してますし。
あれ、どうでもいいんですが、戦闘機を手足のようにって、それなのに地上からの攻撃で落とされてるんですか?避ける余裕もなく?
『戦闘機は手足にのように扱ってるけど、ときどき、ほんとうにときどき、援助疲れで寝ぼけてる時はあるな、そんな時に敵からの鋭い攻撃が、こう、シュィーン、と!。まるでマップ兵器のような有無を言わさぬ圧倒的な攻撃力で!』
あ、居眠り運転ですか。マップ兵器ってなんですか。
『そりゃわかるだろ、シミュレーションゲームとかで出てくるアレだよ、射程範囲が尋常じゃなかったり、射程範囲が狭い奴は一撃必殺だったりする怖え兵器だ』