「あ、おはようございます! お久しぶりです!」
おはようございます。
「最近いかがですか? ファントムを始めたとお聞きしましたが」
そうですね、掃除がはかどります。
「掃除。。ですか?」
はい、掃除です。この箒、気に入ってたんですが、魔装脚で装備するとお掃除してるように見えなかったので。箒にまたがる魔女にすら見えず、何かの曲芸のようにしか見えなかったので。。
「はあ。。。で、ですね、キョー君についてなんですが、どうですか? キョー君って少し個性的なので、めぐさんに失礼してなければいいなと思っているんですが」
いえ、確かに個性的ですが、キョウヤさんのネタに私がついていけないのが申し訳ないくらいで。。
「どういうことですか?」
地球でいう中二という性格演技だと思うのですが、私仕事で色々やらされるんですけど、受けた指示に対するマネでしかないんですよね。これをこんな風にやってくれというような。でもその本心はあまり理解出来てなくて、キョクヤさんのように本物を演じている人って、何を考えているのかわかりにくいというか。。
「はあ。。と、ともかく。キョー君、そんなに悪い子じゃないんです! 何か困ったことがあったら私に遠慮なく言って下さい!」
ちなみに、キョクヤさんが言ってた黒き狼って、黒より白とか銀色の方が強そうに思うんですけど、自分より上がいるという意味なんでしょうか?。
「私もよく知りませんが、突っ込んじゃ駄目らしいですよ、突っ込むとキョー君、すぐに不愉快になります」
その場合どうすれば。。
「キョー君の言葉を認めた上で別の中二言葉で返すのが正しいようなんですけど、私もうまく出来ないんですよ。。」