「ね、コオリ？ 聞いていい？」
何、ヒツギちゃん。
「ロウカリンの必殺技、ウルフブレイズだったかな、その必殺技のボイス。。狼の血がどうの、って言って雄叫びあげるよね」
うん。
「その雄叫びの最後、『あおーん！！ とと』っていうようなよくわかんない声なんだけど、あれって何言ってるの？」
私もよくわかんないけど、よろついだか、何かじゃないかな？
「よろついたってエマじゃあるまいし。。ひょっとして、ロウカリンもドジっ子なの？」
わかんないよ、何言ってるのかよくわかんないし。声といえば、私、ベルンハルトさんのレベルアップの時の声が気になる。
「ベルンハルト。。ってああドワーフさんか。何かあったっけ？」
『この年になってまだ上が目指せるのか』、ってまるで歴戦の戦士のような事言うけど、レベル１でも同じなんだよね。。
「コオリ、それ、ゲームの都合じゃないの？ 歴戦の戦士って設定だから気にしないであげるのがいいと思ってたよ」
ゲームの都合はわかるんだけど、設定だけじゃなくてキャラの外見も歴戦の戦士なんだから、他のゲームでもありがちな、初期レベルは高い状態で参加させればよかったのに、と思えちゃうんだよ。
「それってゲームの開発スタッフに好かれてないってことなのかな？」
ベルンハルトさんがどうのっていうんじゃなくて、ゲームのシステム的に新規参入時はレベル１とする仕様の都合かな。。
