おい、ストラトス! 今の見たか!?
「なに、キョウくん」
あの掃除バカ、ファントムになってたぞ!? 箒もっていたがルトワールではなかった! 時間的にそろそろ本職のテクターとバウンサーはレベル95に達したのかもしれん!
「へぇ。良かったじゃない」
何が良いもんか!
「なんで? この前危惧してた、めぐさんはファントムやヒーローはこれ以上レベルあげないんじゃないか、っての否定になるんじゃないの?」
おい、勘違いするな! 今見たのはファントムだ! ヒーローではない!
「キョウ君、ヒーロー仲間はずれにしたら悲しいよ?」
それが現実だ! それにまだレベルは90だった! レベルをあげているわけではないかもしれん!
「でも、それでもよかったね、めぐさん、ファントム続ける気ありそうで」
ふん、そんなの、どうでもいい!
「それにしてもキョウ君、めぐさんが通り過ぎる一瞬に、めぐさんのステータスみたの?」
いや目についただけだ!
「そんなのを、私に見たか、って聞いたの?」