「ちょっと、めぐ、どこいってたのよ！」
ほへ？ エコさん、こんにちは。どこって掃除ですけど、ショップエリアのでっかいオブジェ。
「知らないわよ、そんなの」
さいですか。
「私が聞きたいのは、つい数日前、ゼノとどこいってたのか聞きたいのよ！ あなたゼノと女の子デートさせてたでしょ！？ パティエンティアに聞いたによ！ 女の子って誰よ！？まさかシーナじゃないでしょうね！？」
お約束すぎる展開。。えーと、ゼノさん、私、イオさんの３人で、火山探索エキスパートいってきました。別にゼノさんとイオさんのデートにつきあってた訳じゃありません。ご存知イオさん、極度のぼっちですし。ゼノさんにはパーティのリーダーをお願いしました。おそらくシャオさんの陰謀で、火山エキスパートで地獄みせられてきました。
「そんな事情知らないって言ってるでしょう！？ 何故私をよそ者にするのよ！」
エコさん私よりへっぽこじゃないですか。いない方がマシと考えたんですけど？。ゼノさんはもちろんイオさんも、私より戦闘力ありますよ？。そして私はテクターバウンサーとしての補助があります。３人でいって地獄を見てきたと言いましたよね？
「めぐ、言っちゃいけない事言った！ 私、めぐよりへっぽこなの！？」
おそらく残念ながら。
「そんなことないわよ！ 私はゼノのパートナーなの！ 後輩で、テクターのめぐよりへっぽこなんてありえない！」
すごい言われよう。エコさん、見て下さい、横で聞いてるピエトロさんが、首を左右にふってますよ。
「知らないわよ！ ふん、私の実力みせてあげた方が良いかしらね！？」
あ、いやな予感。
「ゼノだってお子ちゃま二人の面倒みせられて実力出せなかっただけよ、私が本気の戦闘みせてあげる！」。
すいません、今から急ぎの用事があって、ジグさんに修理して貰おうと思ってたところなんです。
「知らないわよ！ 火山探索エキストラハードね？ 一緒に来なさい！」
え、二人でですか！？ 勘弁してください、ゼノさん、イオさんの３人でも地獄みたのに、エコさんと二人なんて、地獄見たじゃすまないですよ、地獄の住人になっちゃいます。
「私が本気を出せば、火山エキストラハードだってソロ出来るわよ！」
え。。つまりそれは私、見てるだけでいいってことですか？
「当然よ！ あしどまといになるだろうからね！ 私の踊るような戦い、見せてあげるわ！」
「ちなみにジグさんに依頼する修理って何よ、急ぎ？」
。。。急ぎではあるんですけど、ちょっとオブジェの尻尾が、いえ、なんでもないです。火山エキストラハード行くなら行きましょう。