あの。。めぐさん、今着てるのって着物じゃなくて浴衣ですよね?
「そうですね」
。。。爽やかですけど、秋まっただなかになりますけど、寒くないんですか?」
「雪山に水着はおろか、バスタオルでいっちゃう猛者もいるんですよ。浴衣で寒いなんて芸人なめちゃ駄目だと思うんです」
。。。。芸人ですか。。
「アークスと書いて芸人と読みます」
『シエラです。めぐさん、失礼な事言わないで下さい!』
「おや盗聴ツッコミ入りました。でもシエラさん、みな冒険の合間の休憩中、ダンスしてたりしますよ? アイドルやオフィシャルダンサーもいるようですし」
『オフィシャルダンサーを含め、踊ってるのは一部の人だけです。真面目に冒険してますし、休憩中は次の冒険地の情報を集めてたりします!』
「シエラさんは、私と一緒に、暇つぶしのコスプレ冒険してますよね」
『暇つぶしでもないですし、コスプレでもありません!』
「あ、そうだ。シエラさん知ってます? オメガでシエラさんが着ている妖精コス、こっちでも実物大で販売されてますよ」
『・・・え?』
「あのコス知ってる人って限られそうなので、誰が作ったのか調べてみたんです」
『だ、誰が。。? まさかシャオさんじゃないですよね・・?』
「シャオさんもからんでいるかもしれませんが、作ったのはオフィシャルコスプレイヤーのシーさんでした」
『え?本当に? あんなコス実物大で着てたらバカっぽく見えませんか!?』
「さあ、それについてはコメント控えますが。シエラさん、1式用意して、こっちの世界でも妖精コスしてみてはいかがでしょうか?」
『しませんよ!?』
・・・めぐさんって、シエラさんとも漫才するんですね。
『ロッティさん、聞こえますよ! 失礼な事言わないで下さい!』
・・・怒られた。。私が悪いの?
あれ?。。めぐさん、それ、下駄ですよね。
・・・カランコロンと音しませんね?
「下駄にみせかけたゴムサンダルですから」