「……ヒーローが“光”ならファントムは、“影”。“光”には許されない手段で
“影”から目的を達する者……」
ヒーローが光、ファントムは影、そしてレンタヒーローは愛・・。
「・・・」
「・・・」
「・・・ファントムは歴史の表舞台に現れることは決してないが、確実に存在する」
レンタヒーローは歴史の表舞台に存在しますよ。レンタヒーローの活躍に助けられた人間は山程いるのです。
「・・めぐさん、ちょっといいですか?」
何ですか?シエラさん。
「うるさいです」
なんですかその言い方。聞いて下さい、レンタヒーローは現実的なヒーローであり、光や影のように考えを押し付けることもないんですよ!
「めぐさんの考えは今度聞きます、暇な時に」
暇な時っていつですか!
「今はキョクヤさんのお話を聞くのが最優先事項です」
そうですか、だったらどうぞ、私はいじけて掃除でもしてきますよ!
「めぐさん、この際だから言っておきますがレンタヒーローなんてどうでもいいです。空想上のヒーローを語るならバーニングレンジャーでも語ってくれた方が有意義です」
ううー。。
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