「よぉ、めぐ」
こんにちは、ゼノさん。
「ちょうどよかった、なあ、お前、花見するか?」
んー。花見ってスケジュール作りにくいので出来れば行きたくないですけど、エコさんの話ですか?
「ああ、もう知ってるか。エコと花見行こうって話が出ててさ。行く場所考えてるんだけど」
ハルコタンの白の領域行けばいいんじゃないですか? アンリさんに襲われてもたかが知れてるでしょ。
「アンリさんって誰だ、俺の知り合いか?」
アンジャドゥリリさんですけど。長いので。
「知らねーよ。いや知ってるけど」
エコさん、場所はともかく、ゼノさんといちゃつきたいって言ってましたよ。
「え。。マジか?」
大体そんな話してました。ぶっちゃけ、花見なんて喫茶フランカの庭でいいんじゃないかと思いますよ、今綺麗に模様替えされてますし。あそこお客さんあまり行きませんし、二人でしっぽり愉しめばいいでしょう。愉しめば。
「いや、俺とエコは付き合ってもいないんだが」
付き合えばいいじゃないですか。エコさんその気満々っていうか、結婚する気満々なんですし。
「でもなあ。。エコだぞ? お前、エコと付き合いたいか?」
私、女ですし、ノーマルですし。ま、人間としてお断りしたい類の人だとは思いますけど。
「だろ!? 俺が悪い訳じゃないだろ!?」
だったら他の子と付き合って、エコさんふればいいじゃないですか。
「でもなぁ。。俺があいつふると、あいつどうなるのことやら。。」
そんなの自分で解決してもらいましょうよ、大人なんですし。
「ひどい言い方だな。。」
だったらゼノさんがエコさんと付き合えばいいでしょう。ゼノさんがエコさん甘やかしてるから、今のエコさんのような性格になってるんでしょうし。
「俺が悪いような言い方じゃないか。。」
悪くないとでも?
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