こんにちは。
WIFIスポットというものがあります。通信のお助けアイテムとしてWIFIというんものがありますが、WIFIスポットって何、とよく相談を受けます。改めて説明するとなると量が多くなりそうなので、順番に説明していきたいとおもいます。
まずWIFIの知識として。WIFIってのは無線LANの一種です。考え方としてもとはケータイ畑の移動通信技術というよりパソコン畑の技術で、有線LAN、そして無線LANが生まれ、そして、無線LANの相性問題などを解決すべく、アメリカのとある団体が接続出来ることを確認した機器をWIFIと呼びはじめました。実はWIFIって登録商標なのです。パソコン畑の製品の多くは商品を買ってくれば契約なしに使用出来ることが普通です。WIFIも商品価格さえ払えば、特別な追加料金はないのが普通です。ケータイしか知らない人間からすれば通信道具なのに契約なしで商品買ってくればタダで使えるの？と思うことでしょう。そのWIFIをケータイでも使えるようにしたので、結果、ケータイにはモバイルとWIFI、料金体系が違う通信手段があるという混乱をおこさせる要因になっているのですが（ケータイには他にブルートゥースやUSBという通信手段もありますけど話がそれるのでまたの機会に）。
WIFIの利用料金は無線LANということからわかる人もいると思いますがネットワークのインターフェイス、入り口でしかありません。外への通信自体は光回線・ADSL等の固定回線（いわゆる家電）、あるいはモバイル回線などの通信回線が担当して、それらが通信における利用料金を発生しています。外への通信回線がなければWIFIを使っていてもパソコンとパソコンを直結するようなローカル環境でしか通信出来ず、インターネットへの接続やゲーム機の通信対戦なんかは出来ません。
光回線やADSL回線の場合、通信においては従量課金制はとっていません（定額制）。そのため（常識範囲という前提はつきますが）、使う量にかかわらず、また使わなくても、契約上の利用料金が発生します。使わなくても発生するので通信は気にせず使える、という認識があります。そのインターフェイスであるWIFIの利用料金も特に気にせずと考えるのも普通です。
通信回線がモバイル回線（スマホなんかの回線のことです）の場合は違います。こちらの方は通信量に対する従量課金制が普通なので、通信量（今の多くは通信量をギガバイトで計算することが多いので、略してギガと言われていたりします。ギガバイトはあくまで数字の単位なのでいきなり、ギガやばい、とかいわれると困惑をおこしがちです）により利用料金が発生します。WIFI自体はお金はかかりませんが、外への通信部分にお金がかかるのです。
WIFIを使うメリットは、WIFI自体は入り口なので光回線やADSLなど固定回線で使う場合は単なる無線によるケーブル問題考えなくていいよねーという話と、モバイル回線における固定回線の方が通信が早く、タダだし、通信量制限のあるモバイル回線の通信量を分散できる、という点です。つまりはモバイル機器を固定回線で使えると考えればいいでしょう。私はスマホの通信契約を月3GBで契約していますが、自宅ではスマホで通信なんかあまり見ませんし、見てもWIFI経由で見ているから3GBで余裕で足りるのでしょう（まあ、貧乏性なので外の通信は無課金の低速設定使用しているんですけども）。
wifiの使い方も書いたほうがいいかなーとは思いますが、ぶっちゃけ機種的な知識は強くないので、wifiルーターに記載されているSSID・パスワードを端末のwifi設定に間違いなく入力すればいい、マニュアルをみましょう、とだけかいておきます。スマホとノートパソコン、あるいはゲーム機、それぞれ結構違うんですよ。ゲーム機なんて全機種違います。3DSとWiiUやスイッチ、PSvitaTVも違うのです、マニュアル見てと言いたくなる気分もわかってくれるのではないでしょうか。
とりあえずWIFI説明は以上で。続きは別にて。
追記
おっと、WIFIは電気的都合で利用可能範囲はそれほど大きくありません。経験的に問題がなさそうな範囲としては障害物がない状態で８メートル以下くらいが安定範囲でしょうか。障害物があれば安定範囲は短くなりますし、また通信距離が開けば通信速度が下がります（最短であるルーターとモバイル機器の距離がゼロというのが理想であり、距離が離れれば固定回線の強みである回線速度の良さや安定性もモバイル回線より下回ることも珍しくありません。また階をまたぐ場合、床は巨大な障害物なので普通階をまたいだ通信は現実的ではないと考え、中継機の使用等考えるべきです）。電気的には障害物がない状態で100メートルくらいまで使用可能なんですが、そんなの利用価値なんかなく、せいぜい障害物がない状態でWIFIルーターから１５メートルくらい、と個人的には思います。
自宅に設置したWIFIを、外出先で使用するということは出来ないのです（せいぜい窓の外から通信できるとか、家の前の駐車場くらいまでは出来る、とかそういう話です）。